メディック戦の運営について

概要

WTCにて運用していた「メディック戦」を運営するにあたり必要な小道具・ルール・ゲームバリエーション・注意点を本ページに記載。

ルール概要

  • 殲滅戦・ポリタンク押し込み戦などに、当該メディックルールを組み込む
  • 復活が可能なゲーム。小道具の「キーホルダー・シリンジ(注射器)」を用いて、メディック役が負傷兵を復活させることが出来る。

必要な小道具

  • タオルホルダー(ダイソー)
  • 小動物用シリンジ(Amazon)

最低限上記の「タオルホルダー」「シリンジ」があれば運営できるが、タオルホルダーのカラビナ・リングが破損することが多いため、ダイソーなどで別途カラビナを備蓄しておくとよい。

下準備

タオルホルダーにパンチャーを用いて3つの穴を開ける

ルール

ゲーム開始準備

  • 注射器とキーホルダーを1人1個渡す(人数差があるまたは、参加人数が多い場合は注射器の本数を減らした方が良い)
  • キーホルダーに注射器を差し込む
  • キーホルダーを装備品に取付ける

負傷兵について

  • ヒットすると負傷兵となる。
    ヒット者は「ヒットコール」「エアガンのグリップから手を離す」「撃たれた場所でしゃがむ」この状態を負傷兵と呼称
  • 負傷兵は原則その場から動く事は出来ないが、次の場合は負傷兵の意思で2歩まで移動が可能

負傷兵の移動がOKなケース

  • 撃ち合いが激しく、被弾の可能性がある場合
  • 狭い通路など、他のプレイヤーの進行を妨げる可能性がある場合
  • 生きているプレイヤー(敵・味方どちらも)に移動を御願いされた場合
  • 負傷兵は周りの状況を味方に口頭・ジェスチャーで伝達してOK。(メディック。ノーメディック。そこに敵が3人いるよetc...)

情報伝達の注意点

但し、嘘の情報伝達はNGにした方が良さそう。例えば、味方が居ないのに味方が居るように見せかけることは交戦が膠着するため。また、プレイヤー同士の接触(衝突)など安全面に不安がある。同様にトランシーバによる伝達はNGにした方が良い。

  • 注射器3本持っている状態でヒットした場合、セーフティに戻る(復活できない)
    所持している注射器も持ち帰る。すなわちそのチームは注射器を3本失うことになる。(←これをルール説明時に伝えることが重要。命を投げ出してゲームできないという意識を持たせることで戦略性が生まれる)

メディックについて

  • 注射器を持っているプレイヤーがメディック役となる。
  • 注射器を味方負傷兵のキーホルダーの空いている穴に1本差し込むことで負傷兵をその場で復活させることが出来る。
    負傷兵に渡した注射器は、さっきまで負傷兵だったものがそのまま持っておく(メディックに返したらダメ)。その注射器は使いまわしOK。

メディックの注意点

  • 復活させる際は、負傷兵のキーホルダーに差し込むところまで行う事。負傷兵に手渡しはダメ
  • 生きている者同士での注射器譲渡はダメ
  • メディック役が負傷兵になっている場合、自分が持っている注射器を使用する事は出来ない

勝敗について

  • 殲滅戦の場合はゲーム終了後セーフティにて各チームの生存者数を数え、生きている状態でゲームを終えた人が多いチームを勝利(または優勢)とする

注意点

小道具について

  • 「カラビナ」とタオルホルダーを繋ぐ「金属の輪」はよく破損する。そのため予備のカラビナをダイソーなどで購入し、持っておいた方が良い
  • メディック戦を終えたら「キーホルダーと注射器は必ず返却してください」とセーフティ内で呼び掛ける。帰りの道中で注射器がK察屋さんに見つかるとややこしいので

運営上の注意点などについて

  • ルール説明は、常連さんなどに協力してもらって負傷兵を復活させる手順を実演した方が良い
  • 負傷兵は「ヒットした場所でしゃがむ」を強調した方が良い。たまに、数歩歩いてから物陰に隠れる人がいるのでこれはゲーム性を欠いてしまう&ゾンビの疑いをもたれてしまう
    一旦、撃たれた場所でしゃがみ、その後2歩まで移動とすること
  • 負傷兵になった際、しゃがむのがイヤでその場で立った状態で負傷兵であることをアピールするプレイヤーがいるが、その場合はしゃがむように指導する(まぎらわしいのでゲーム性を欠くため)
  • ゲーム終了後、休憩前に「次のゲームもメディック戦をしますので、複数持っている人は同じチームで持ってない方に渡してください」と声掛けした方が良い
  • フィールドインの前に「注射器持っているか確認してください。仲間を復活させるために必要な共有ツールです」と声掛けした方が良い
    もし、キーホルダー・注射器の持ち込みを忘れたプレーヤーはそのままゲームをしてもらう。キーホルダーが無い場合はそもそも復活できないので1ヒットアウトとする
  • 参加者が多い場合は各チームに配布する注射器の本数を減らした方が良い。人数の半分だけとか、わりとガッツリ減らしてしまってもOK。本数が多いとすぐに復活するので膠着しやすい。
    また、片方のチームの人数が多い・勝率が高い場合も本数を制限することによりゲームバランスをとると良い(ハンディキャップ)
  • 片方のチームが圧倒的に強くてゲームが早期に終わりそうな場合、スタッフの権限で劣勢チームの負傷兵を1名だけコッソリ復活させると良い。ゲームが盛り上がる
  • WTCでは生存者が負傷者を手つなぎなどで移動させることを以下の理由から「不可」としていたが、折を見てOKとしても良いかも…
    • コロナ対策
    • 負傷者がコケるケースが多々あった
    • 牽引中、必死になって移動するのでヒット判定が甘くなる傾向があった
  • 注射器を複数持っている者が自分の注射器を減らしたいがために味方撃ちすることは厳禁
    同様に、自害するなどもゲームとして美しくないので禁止とする
  • 熱中症に要注意。特に夏場は負傷兵にとったら苦痛